
はっきり申しますが、私は工学的アプローチを否定しているわけではありません。私自身どちらかと言えば工学の世界の人間です。科学がその成果をフィードバックするためには、どうしても工学的アプローチが必要ですし、科学が一定の知見を獲得するに至らない現象であっても、その現象が確かでありさえすれば、工学はそれを人類にとっての恩恵に変換してしまう力を持っています。
その意味で現在のオッセオインテグレーションに基づくデンタルインプラントは、工学的アプローチの勝利といってもいいほどのものだと思いますし、私などはその成果に酔いすら感じます。
ただ、サイエンティストの皆様には立ち止まって欲しくない。もっと理論的に積み上げられた「正しい」形を模索して欲しい。エンジニアの皆様にも立ち止まって欲しくない。いまの技術に満足せずに、より正確で安全なものを目指して欲しいし、別系統の技術の見直しも行って欲しい。
そんな願いを込めて、この拙い文章をまとめてみました。
最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。