デンタルインプラントに思う

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    オッセオインテグレーション

    それらの優れた基本性質に付け加えるべき、大発見がなされたのは1952年の事です。

    骨に一定の条件下でチタンを埋入し放置すると、やがて骨がチタン表面の細かい凹凸にまで完全に密着して強固に結合するという現象が発見されたのです。光学顕微鏡レベルではどれだけ拡大しても境目が確認できないほどの完全に結合するのです。

    この現象は、スウェーデンの医師、ブローネンマルク医師がウサギを使った動物実験の中で偶然に発見したもので、「オッセオインテグレーション」と名付けられました。

    この現象は医師自らの30年近い基礎研究と臨床実験を得て、デンタルインプラントの画期的な新手法として認知され、たちまち世界中に広がり、それまでの主流であったチタンブレード方式を次々と駆逐していったのです。

    これはある意味、工学的アプローチだけではなく、生体との親和性(とりわけ骨との)を考慮した生化学的なアプローチが加わることにより、ようやくデンタルインプラント技術が本当に開花したのだ、という見方をすることが出来ると思います。